2008年11月04日
春風亭小朝 扇の的
今、話題の人(笑)
金髪豚野郎、なんてもの凄い言葉が飛び交ったりしていましたが(笑)
さすがに落語はすばらしい。
よく考えられた噺の構成に、
時事的なギャグも交えて、
一気に語りきってしまいます。
ただ、すごいなあ、とは思いつつも・・・
なんだかね、志ん生や文楽を落語を聴いたとき、
あるいは志ん朝や小三治の落語を観たときの
無条件で面白かった、と言う感じとちょっと違った後味が残ります。
何か余分な物がずいぶんくっついてるなぁ、と言う感じ。
ちょっと贅沢なのかも知れませんが、
小朝さんならもっとすごいレベルにいけるんじゃないか、と思うんです。
もっと贅肉をそぎ落として、
もっと自然な間や緩急・・・
そう、音がない「間」に語らせることができれば・・・
そうなったとき、たぶんこの人は過去の名人たちを超えた存在になっていくのでしょう。
ま、ともかく他の噺ももっともっと聴きたいですね。
2008年10月31日
柳家小三治 「天災」
ちょっと前に衛星放送から録画しておいたDVDを観た。(しばらく忙しくて見そびれていたのだ。)
柳家小三治の「天災」
NHKで1978年に放映された番組の映像らしい。
と言うことは、30年前。
今年69歳の柳家小三治がまだ30代の頃の映像。
「天災」あらすじ
短気で喧嘩っ早い八五郎は夫婦喧嘩で嫁を殴り、止めに入った実の母にまで手を出してご隠居のところへ離縁状を書いてくれ、と転がり込んだ。あきれ返ったご隠居は「紅羅坊奈丸(べにらぼうなまる)」という心学の先生を紹介した。
ご隠居からの手紙を読んだ奈丸は、八五郎に「短気は損気」「孝行のしたい時分に親は無し。さればとて、石に布団を着せられず」「ならぬ堪忍するが堪忍」などと諭したが一向に理解しない。そこで例え話をする。
「道を歩いていると丁稚が打ち水をした水が着物の裾に掛かった。どうする?」「丁稚を張り倒して主人の家に殴り込む」
「屋根から瓦が落ちてきて頭に当たった。どうする?」
「その家に殴り込む」
「空家なら?」
「大家の家へ行く」
「では広い野原を歩いているとにわか雨が降って来て全身濡れねずみ。傘も雨宿りの場所もない。どうする?」
「うーん・・・諦めるしかないな」
「丁稚に水をちょっと掛けられて怒るのに?」
「天とは喧嘩できない」
「では、丁稚に水を掛けられても、瓦が屋根から落ちてきても、天のしたこと、『天災』だと思って諦めなさい」
こう諭された八五郎は、納得して家に帰る。するとなにやら長屋が騒がしい。近所の熊五郎が新しい女を連れ込み、そこへ別れた前の嫁が戻ってきたので大喧嘩になっていたというのだ。さっき教わったばかりの話を熊さんにしてやろうと喜び勇んで乗り込む八五郎。
ところがうろ覚えで覚えたつもりになっていた八五郎の話はチンプンカンプン。「タヌキはタヌキ」とか
「香々(お新香)の漬けたい時分に茄子は無し。さればとて、カボチャは生で齧られず」
「奈良の神主、駿河の神主」
もう無茶苦茶である。
例え話の方も
「広い野原を歩いているとにわか雨、そこへ丁稚が水をまく。すると丁稚は屋根から・・・」とまったく意味不明。
「これもすべて天のしたこと、『天災』と思って諦めなさい、天とは喧嘩できないから」
「天災じゃない、うちは『先妻』でもめてるんだ」
小三治の威勢の良い職人、八五郎の表現が最高。
後半のチンプンカンプンな話っぷりもなんともおかしい。
それに・・・
「噺はもちろんだけど小三治さんのしぐさや表情がいいねぇ。」
映像は見れませんが、柳家小三治の「天災」、CDが出ています。
「天災」は、いいが、「道具屋」は冗長だと思う。
柳家小三治の「天災」
NHKで1978年に放映された番組の映像らしい。
と言うことは、30年前。
今年69歳の柳家小三治がまだ30代の頃の映像。
「天災」あらすじ
短気で喧嘩っ早い八五郎は夫婦喧嘩で嫁を殴り、止めに入った実の母にまで手を出してご隠居のところへ離縁状を書いてくれ、と転がり込んだ。あきれ返ったご隠居は「紅羅坊奈丸(べにらぼうなまる)」という心学の先生を紹介した。
ご隠居からの手紙を読んだ奈丸は、八五郎に「短気は損気」「孝行のしたい時分に親は無し。さればとて、石に布団を着せられず」「ならぬ堪忍するが堪忍」などと諭したが一向に理解しない。そこで例え話をする。
「道を歩いていると丁稚が打ち水をした水が着物の裾に掛かった。どうする?」「丁稚を張り倒して主人の家に殴り込む」
「屋根から瓦が落ちてきて頭に当たった。どうする?」
「その家に殴り込む」
「空家なら?」
「大家の家へ行く」
「では広い野原を歩いているとにわか雨が降って来て全身濡れねずみ。傘も雨宿りの場所もない。どうする?」
「うーん・・・諦めるしかないな」
「丁稚に水をちょっと掛けられて怒るのに?」
「天とは喧嘩できない」
「では、丁稚に水を掛けられても、瓦が屋根から落ちてきても、天のしたこと、『天災』だと思って諦めなさい」
こう諭された八五郎は、納得して家に帰る。するとなにやら長屋が騒がしい。近所の熊五郎が新しい女を連れ込み、そこへ別れた前の嫁が戻ってきたので大喧嘩になっていたというのだ。さっき教わったばかりの話を熊さんにしてやろうと喜び勇んで乗り込む八五郎。
ところがうろ覚えで覚えたつもりになっていた八五郎の話はチンプンカンプン。「タヌキはタヌキ」とか
「香々(お新香)の漬けたい時分に茄子は無し。さればとて、カボチャは生で齧られず」
「奈良の神主、駿河の神主」
もう無茶苦茶である。
例え話の方も
「広い野原を歩いているとにわか雨、そこへ丁稚が水をまく。すると丁稚は屋根から・・・」とまったく意味不明。
「これもすべて天のしたこと、『天災』と思って諦めなさい、天とは喧嘩できないから」
「天災じゃない、うちは『先妻』でもめてるんだ」
小三治の威勢の良い職人、八五郎の表現が最高。
後半のチンプンカンプンな話っぷりもなんともおかしい。
それに・・・
「噺はもちろんだけど小三治さんのしぐさや表情がいいねぇ。」
映像は見れませんが、柳家小三治の「天災」、CDが出ています。
小三治特選ライヴ 天災/道具屋
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柳家小三治
キングレコード (2000-05-10)
売り上げランキング: 46123
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おすすめ度の平均: 

「天災」は、いいが、「道具屋」は冗長だと思う。

